2002年2月
FreeDOS 2026aリリース 2002.02.21(Thu)
2/17に、FreeDOS kernel build 2026aがリリースされました。今回のリリースでは、主に2026の時に見つかったバグの修正が盛り込まれています。HISTORYを見る限りでは、FCB関連の機能が充実したようです。
2026aで新しく追加された機能は、環境変数CONFIGだけです。これは、CONFIG.SYSで選ばれたメニューの番号を示す物で、CONFIG.SYSで実行された内容によって、AUTOEXEC.BATの中でも処理を振り分ける事が出来るようになりました。
なお、すずさんのサイト[FreeDOS支援]でも、2026aを搭載したFreeDOS V01L17が公開されました。今回はJIS2000に完全対応された模様です。
それでは、恒例のHISTORYの翻訳を以下に書いておきます。
- Martinによる変更
- Watcom以外のコンパイラで、SYSのコンパイルに関する問題を修正
- Tomによる変更
- 例えばAUTOEXEC.BAT内で使う為に、CONFIGという名前の環境変数に、選ばれたCONFIG.SYSのメニューの番号をセットするようにした。
- Bartによる変更
- FCBOpenを修正
- network redirectorを修正 ; redirectorを呼び出す前にCF(carry flag)をクリアした方が、CFをセットするより安全だ。
- FCBを使ってvolume labelを作ったり、名前を変えたり、削除したりする事を許可するようにした。
- FCBを使ったワイルドカードでの名前の変更を修正。
- dosfns.cとfcbfns.cを整理
- 起動したドライブを常にデフォルトのドライブのC:とするようにした。2番目の物理的なハードディスクから起動した時にD:にはならない。(bug #1062)
FreeDOS 2026リリース 2002.02.13(Wed)
2/09にFreeDOS 2026が正式にリリースされました。FreeDOS/V すず版もバージョンをあげておられます。
ですが、2/12にfd-kernelメーリングリストに流れたBart Oldemanさんのメッセージによれば、2026にはFCBのバグとSYSがWatcom以外でコンパイル出来ない問題があるようです。CVS上では既に修正され、金曜日か土曜日にも新しいリリースをする予定との事です。
そして、以下にHISTORYの拙い翻訳を掲載しておきます。
- SYSのFATタイプの検出を修正
- config.sysでのECHOコマンドを修正
- command.comにパラメタを渡すのをより強力にした。
コマンドラインのパラメタを使う前にゼロクリアするようにした。
F5+F8によるオーバーフローを修正
- RBILに記されているように、UMBがまったく利用できない場合は、内部ワークエリアの"uppermem_root"はFFFFとなる。(Thanks グリポンさん)
- init_textからhma_textへの直接のフックを削除した。残っている関数(memset, memcpy等)の中に重複していた。
- FAT32を有効にしたカーネルのデフォルトのDOSのバージョンを7.10にあげた。
FreeDOS 2026testリリース 2002.02.06(Wed)
FreeDOS Build 2026testが1/24にCVSでリリースされ、2/4にメーリングリストでアナウンスされました。ソースファイルへのリンクはこちらです。
今回のリリースでの見所は以下の通りです。
- ネットワークドライブの対応
- 起動時のCONFIG.SYSのメニュー
- Watcom用のチューン
- 大量のバグ修正
久しぶりにHISTORYを翻訳してみました。今回も色々と酷い翻訳になっています(笑)。
2002/02/xx - Build 2026test
- Tomの変更
- FCBの整理と修正。
- config.sysの最初のメニュー。
- execrh(訳注: Execute Request Handler - デバイスドライバのリクエストハンドラを処理するルーチンの事)。
- カーネルをUPX出来る様にした(UPXが何かは分かりませんでした)。
- 日付の深夜を示すフラグを整理。
- tmark()とそれに類する物はフロッピー特有で、アセンブラからC言語に書き直した(一部分はBartによる)。
- 最初のセクタが512バイトにアラインされている時に、DMA境界のチェックは正しいセクタ数を返す。
- Victorの変更
- LFN(Long File Name)の修正。
- FAT32の修正。
- dosemuのログが良くなった。
- Martinの変更
- ログの出力。
- sys, patchobj, prf.cの警告を修正。
- Bartの変更
- FCBの整理と修正。
- Watcomでコンパイルしたカーネルが動作出来るようにした。
- Borlandのコンパイラで、Pascal呼び出し規約でコンパイルするようにした。
- デバイスを開く前にCDSを初期化するようにした。
- リモートドライブのlockとunlockを実装。
- commit file (int21/ah=68,6a)を実装。
- 論理ドライブ情報のGET/SET (int21/ax=440E--F)を実装。
- ドライブデータテーブルのアドレスの取得 (int2f/ax=0803)を実装。
- SDAのアドレスを取得 (int21/ax=5d06)を修正。
- 拡張パーティション内の論理パーティションでLBAな物にはCHSを使わない。
- うまくいけば、BPBを読んでいる間「アクセス出来ない」状態にならないという、formatの問題を回避できる。
- ブートセクタの修正:
- cylinder x where x * number of heads >= 65536を超えても起動する。
- 起動時にまだCHSを使う(1023シリンダ以降で起動できない)。
- FF8-FFFをFAT12の終端として認識する(以前はFFFのみだった)。 (bug #1021)
- カーネルをリンクする時にLIBを使う事を避ける。Borland 2.0の不本意なstdoutに対するリダイレクトを避ける為にバッチファイルを使う。(訳注: よく分からないので後半のみ翻訳。)
- UMBの変数を整理。
- 大域変数の定数に'const'を使う。
- WatcomでコンパイルしたSYSのバイナリのサイズを減らす。
[Back]
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
自宅で仕事がしたい人必見!
]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]